【定例会】第3期05月度

5月10日に心斎橋筋にあります、マジックバー”CARD SHARK”にてレクチャー形式の定例会が行われました。講師は前半はCARD SHARKの店長(オーナー)のキノピーさん、後半はサナダギミックで有名な真田豊実さんでした。
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参加者:ヨコヤマさん、macさん、ピーチやすみん、でこちゃん、たけっちょ、かねごんさん、ボン大塚さん、京ちゃん、矢井田君、てっかん

【前半】
キノピーさんは技法が複雑ではありませんが、現象として驚き度が非常に高いカードマジックを教えて頂きました。そのうち3つのマジックを紹介させて頂きます。
①ダロー発案のハッピーバースデートリック
マジシャンが切ったカードから観客が一人カードを選びます。そのカードを確認し、マジシャンに返し、マジシャンはカードを再び切ります。ハッピーバース デーの歌に合わせながらカードをめくっていくと、歌が丁度終わった時のカードが選ばれたカードになるという、何とも周囲が幸せな気分になるマジックでし た。

②トリフィギアレーション
予言を使ったマジックです。マジシャンが一枚予言のカードを一枚選びます。そして観客にカードをおおよそ半分に分け、どちらかの山を選択してもらいま す。そしてマジシャンが予言のカードを開き、その数だけ選んだ山から上から抜いていきます。すると、その数の最後のカードをめくると、予言のカードと一致 しています。そしてもし、「もう一方の山を選んだとしたら・・・」と言って、もう一方の山の一番上のカードを見ると、またもや予言のカードと一致!最後に 「トランプは同じ数字が4つありますよね」と言いつつ、最初に抜いたカードで残った山の一番上のカードをめくると、三度予言のカードと一致するのです。

③ロンリートラベラー
マジシャンはカードを広げ、お客さんに1枚カードを引いてもらいます。お客さんがカードを抜いた箇所でカードを切って揃えます。
お客さんにカードを返してもらう際に「マジシャンは一番上や、一番下のトランプを覚えていて、それを使ってずるをすることがあります。ですから今回は一番 上と一番したのトランプを抜いておきます。」と説明しながら、一番上と一番下のトランプを取り去り、表向きにして、脇におきます。カードを返してもらい、 数回カットをし、表向きにして広げます。広げたカードを元に戻して裏向きにし、トップから1枚ずつ交互に配り、二つの山を創ります。二つの山のうち、選ん でもらったカードがある方をお客さんの山です。
カードを広げ、お客さんに選んだカードが入っているかを確認してもらいます。お客さんに選んだカードが入っている山を渡し、裏向きにもってもらいます。マ ジシャンは残りの山を裏向きに持ちます。そしてマジシャンは自分のカードをトップから1枚ずつ表向きのまま、赤と黒を分けるように配ります。お客さんは自 分の山から裏向きのままカードを1枚ずつ配っていきますが、マジシャンのカードが赤なら、黒いカードの位置の前、演技者のカードが黒なら、赤いカードの位 置の前に置いていきます。
全て配り終えるとマジシャンのカードは赤と黒に分かれています。そのまま、前の山
に裏向きになるようにそれぞれ重ねる。「いろいろやってきましたが、これで貴方のカードを簡単に当てられるようになりました。どういうことが、見てみま しょう」と言い、お客さんの選んだカードの色と同じ色のカードの山をまず広げます。次に、お客さんの選んだカードと違う色のカードの山を広げると、1枚だ け違う色のカードが!それがお客さんの選んだカードです。

【後半】
真田豊実さんには、ロープマジック、サナダギミックを使ったスポンジマジック、サロン向きのカードマジックを教えて頂きました。
真田さんは、とても気さくな方で、我々の質問にも分かりやすく答えて頂きました。

レクチャー終了後は、そのままCARD SHARKで2次会が行われました。そこで、真田さん、キノピーさんのマジックを堪能させて頂きました。

私はサナダギミックを持っているのですが、使ったことがありませんでした。しかし初めてサナダギミックの演技を、それも考案者から拝見させて頂き、自分のレパートリーの一つにしたいと思いました。

真田さん、キノピーさん、とてもご親切なレクチャーをして頂き、ありがとうございました。また機会がありましたら、よろしくお願い致します。

作成者 tekkan